ARCHITECTURE × LANDSCAPE
フルカワデザインオフィス一級建築士事務所:ブログ
FURUKAWA DESIGN OFFICE : BLOG
今回は、入口(玄関)のデザインについてです。
住宅の入口のデザインについては、単純ですがとにかく誰が見ても"入口らしいこと"を重視しています。
初めて来た人でも"入口"と認識できるように。帰って来た人が"自分の家"に帰ってきた、と強く感じられるように。
最も重要なのは、"門をくぐって入っていく"感覚を感じさせることです。
今回は階段のデザインについてです。
階段というものは通常、家の中ではただの通過する部分にすぎないものです。
しかし家をつくる側にとっては、縦方向のシビアな寸法やディテール・強度・つくり方等、考える必要のある要素が非常に多いため、設計も加工も難しく、非常に大きなデザインポイントなのです。
階段のデザインによっては、ただただ登り降りすること自体が楽しくなり、またリビングの眺めを楽しくする要素にもなります。
階段は建築の醍醐味であると言っても過言ではありません。
旅行をしていても、建物の中の階段や、屋外の珍しい階段を撮りたくなる場合が非常に多いです。
建物の内外で景観のポイントとなりやすい場所で、知り合いの中には階段専門のマニアもいるくらいです。
わかりやすいところでは、映画ローマの休日で重要なシーンの舞台ともなった、スペイン階段などが非常に絵になる階段の例です。
階段は、設計者にとってデザインが非常に楽しい部分なのです。
リビングのデザイン3回目は、旅で出会った理想のリビングの姿です。
私にとっての理想のリビングの姿とは、メキシコを旅して実物を体験して以来、メキシコの建築家ルイス・バラガンのデザインしたリビング・ルームのことになってしまいました。
中でも私の理想のリビングの一つは、ルイス・バラガンの代表的な住宅作品のうち、プリエト邸のリビングルームです。
"リビングルームのつくりかた"の続きです。
前回はリビングルームをデザインする際の主要な3つのポイントを取り上げましたが、今回はそれ以外の要素についてです。
椅子・照明・アート・グリーンです。
今回はリビングルームのデザインについてです。
家を設計する際は、リビングルームのイメージや快適さが、その家の特質そのものとなるため、家の中心として当然最重要視しています。
さまざまな家や空間を設計させていただいているうちに、理想とするリビングルームのイメージのようなものが徐々に形成されてきたので、記してみたいと思います。
今回から数回に分けて、自分が設計させていただいている住宅のデザインについて書いてみたいと思います。
まず今回は、キッチンのデザインについてです。
今や住宅の中心はキッチンであると言っても過言ではありません。
家族やお客さんが集まる場所は、キッチンとダイニングテーブルである場合がほとんどです。
この空間のデザインが家の居心地の大部分を決定付けるのです。
機能性やメンテナンス性、居住性、材料、機器等あまりにも多くの要素が集中する場所であるため、そのデザインは住宅の中では最も難しい部分ですが、同時に最もデザインするのが楽しい部分でもあります。
家のプランや作り方によって雰囲気やスタイルは毎回全く異なりますが、キッチンのデザインにおいて大事にしている要素を記してみようと思います。