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Washington National Gallery

さらにニューヨーク名建築巡りです。
ニューヨークを少し離れワシントンD.C.へ。
フランスのルーブル美術館を設計した巨匠I.M.PEI設計の名作、Washington National Gallery of Art, East Buildingです。
National Gallery所蔵の現代アートを展示するための別館です。
新古典主義のクラシカルな本館もすごい規模なのですが、現代建築好きとしてはやはり別館に興味があります。
誰もがこの建物のすごさを既に知っているためか、最近の現代建築の潮流と異なるためか、近年では建築業界ではあまり着目されていないようなのですが、訪れてみると質の高さと大きさがあまりに新鮮で、感動しました。
この建物の見所の全ては、中心の大空間にあります。
通常の美術館の展示室のような密閉された展示空間はわずかで、ほぼこの吹き抜け空間だけのための建物です。
この空間には、建築の楽しさ・喜びの全てがあると言っても過言ではありません。
 
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Yale Center for British Art

ずいぶん時間が経ってしまいましたが、ニューヨーク紀行のつづきです。

この世に星の数ほどある建物の中に、「20世紀最高の建築」と称えられる建物があります。

”Yale Center for British Art”は、20世紀の世界の名建築の中で10本の指には入るであろう建物の一つで、世界中の建築家に絶大な影響を与えました。20世紀最後の巨匠、ルイス・カーン晩年の作品です。

この建物が評価される理由としては、「建築物としての完全さ」や「空間の構成」・「ディテール」等が挙げられると思います。

しかし私が感じるこの建物の最も優れた特質は、美術館建築ではなかなか見られない、住宅のようにリラックスできるあたたかな空間でした。


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