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パリのアパルトマン


しばらくメキシコが続いたので、今度はフランスです。まずはパリのアパルトマンについてです。

10年ほど前パリを訪れた際に、友人の紹介でフランス人インテリアデザイナーの住まいを見せていただく機会がありました。ご本人の職業を含めて非常に素敵なパリらしいライフスタイルと住まいだったので、強く印象に残っています。

パリ中心部のアパルトマンの、しかもペントハウス(最上階)に住むというライフスタイルは、多くの日本人にとってあこがれの暮らしの一つではないかと想像できますが、ここでの暮らしを見ることで、日本でのライフスタイルや住宅について改めて考えさせられました。

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環境のクオリティ

建築を志してからこれまで十数年の間、西はヨーロッパから東はアメリカ大陸まで、世界の様々な場所を訪れ、多くの名作と呼ぶべき建築や都市・ランドスケープにめぐり会ってきました。また、無名ながらも光る作品や、長い年月の中で無作為に出来上がったような素朴で美しい 街並みや古い建物なども数多くありました。

思い起こせば、場所も文化も異なりそれぞれその感動の種類はいつも違ったのですが、名作と呼べるような作品や深い感動を呼び起こす場所には、ある共通の「クオリティ」のようなものがあったように思うのです。


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セノーテと聖地

 メキシコの旅は、アステカ・マヤ文明の巨大遺跡をはじめとして、カンクンなどの海辺のリゾート・フィエスタ・西洋文化・土着文化・絵画・モダンデザインなど、ありとあらゆる見所が目白押しで、たったひとつの国とは思えないほどのグランドツアーでした。

メキシコの有名な遺跡群については多くの人が記しているでしょうから改めて書くまでもありませんが、印象的だったのはユカタン半島のマヤ文明遺跡エリア周辺に点在する、ジャングルの中に自然の力でつくられた聖地でした。

自然の力がつくり上げる空間のスケールと感動は、人間のつくるどんな建築や土木構造物でもかないません。人間の営為のちっぽけさを感じる瞬間です。

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