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スリランカの見所

スリランカ旅行の目的は主に建築ツアーでした。
Bawaが残した多くのリゾートホテルが、専門家のみならず多くの旅行者にとっての観光資源となっていることも驚きでしたが、
それ以外にも非常に多くの見所がスリランカにはたくさんあり、どなたが訪れても満足できることが確信できるほどでした。
何度でも訪れたい場所です。



まずスリランカ最大の魅力は、

1.リゾートホテル大国

最も有名なのはこのブログでもたくさん取り上げているBawaリゾートですが、他にも様々な規模やタイプのリゾートホテルが目白押しで、
それぞれの施設のクオリティが非常に高い上、日本と比べると現地の物価が安いため、外国人向けのホテルも非常にリーズナブルなのです。
日本国内の3分の1くらいのイメージでしょうか。普通のホテルの価格で、日本では最高級クラスのホテルに泊まることができます。

 



しかも海や山等のさまざまな立地に加え、ホテル自体にそれぞれ強い個性があるため、
ホテルで過ごすだけでも現地の自然を強烈に体験できます。
そのため、ホテルそのものがスリランカ滞在の最大の魅力の一つとなっています。

 



下の写真は、リーズナブルな料金のホテルのバスルームです。
自然光の差し込む半屋外の部屋にバスタブが置いてある広いバスルームで、さらにバスタブの壁の裏にはシャワーまであります。

 



わざわざ外に観光に出ず、ホテルだけで何日も過ごしていたくなってしまうような、
快適で魅力的なリゾートホテルが非常に多いのです。

 




2.アーユルヴェーダ文化

スリランカでは、古来の伝統的医学であるアーユルヴェーダの文化が色濃く残されているため、
どこのホテルでもアーユルヴェーダを用いたスパ施設が最大の見どころとなっています。

 



多くのホテルでは、土着スタイルの充実した施設で、ありとあらゆるマッサージ・食事療法等を体験できます。
長期滞在して食事療法とマッサージを組み合わせて心身の治療を行う、アーユルヴェーダ専門のホテルも数多く存在します。
私も次回はアーユルヴェーダホテルを体験したいものです。

 




次の見どころは、

3.植民地時代のなごり

スリランカはかつてオランダに、その後イギリスに支配されていた歴史を持つため、植民地時代の文化が各地に残されています。
オランダ人、イギリス人の残したコロニアルスタイルの施設は数多く残され、今もホテルに転用されて使われていたり、
現在でも当時の様式を用いて新しい施設がつくられたりしています。
BAWA建築も、西洋式と東洋式建築スタイルの融合が見どころとなっています。

スリランカは、古くから欧米からの人々のリゾート地として、またアジアと西洋の間の交易の中心として栄えていたのです。
特にスリランカ南端の歴史都市ゴールは、オランダ植民地時代の都市を基盤に発展してきた都市で、
当時の街並みが現在でも広範囲に残されて、魅力的な観光資源となっています。

 



植民地時代の建造物を転用したフォーシーズンズホテルが、ゴールで最高のリゾートホテルとなっています。

 



スリランカの物価でもさすがに高価で泊まらなかったのですが、内部だけ見学させてもらいました。
どこのホテルも、施設に自信があるためか、次回泊まってもらうためか、
宿泊していなくても心良く空いている客室内部まで見学させてくれます。

 



部屋自体は非常にシンプルですが、味のある豪華なベッドが見どころです。

 




4..仏教文化

スリランカ本来の土着文化も寺院等に色濃く残っており、しかも現地の人々のほとんどが信心深い仏教徒であるため、
古い寺院が生き生きと使われ、現代社会でも変わらず維持されています。




4.石窟寺院などの遺跡

代表的なのは、やはりシーギリヤロックです。
かつて大きな岩の上に王宮が作られた地に仏教寺院だけが残され、自然の巨大な岩山を用いて作られた一大宗教施設で、
現在でも生きて使われている、スリランカ最大の聖地です。

 



写真はすさまじい人手ですが、毎週末このような状態で、観光客ばかりでなく地元の人々が参拝のために殺到しています。
現地では敬虔な仏教徒が多く、各地の寺院は現地の人々でいっぱいです。

 



自然の岩山そのままで、すでに聖域の趣を持っています。

 



岩の中腹のへこみ部分に数百年前に描かれた壁画、シーギリヤレディが最大の見どころです。
王宮で働いた、様々な国籍の外国人女性がモデルとなっているそうです。

 



自然の岩山の洞窟を用いて作られた古代寺院も、ものすごい迫力です。
他にも各地に大規模な寺院が残され、大きな見どころとなっています。

 

 





5.野生の自然

スリランカは小さな島国であるため、一般的なリゾート地のように海が最大の見どころですが、内陸にも様々な自然の魅力が目白押しです。
国土全体の自然が深く、開発されているエリアは国土全体から見ると、まだまだわずかです。
人が生活しているすぐそばの湖のほとりにも、野生の牛や鳥がたくさん集まります。

 



またスリランカ全土に広大な自然保護区が設けられ、野生のゾウ、ワニ、サル、鳥、牛等や、手つかずの自然が観察できます。

 



野生の動物が数多く集まる自然保護区は、日本の都市部で育った私にとっては、非常に幻想的な光景でした。

 



非常に生命力の強い熱帯植物も、見どころの一つです。

 






6.食事と紅茶

スリランカは熱帯地方にあるため、やはりフルーツ天国です。
特に新鮮なパパイヤ、マンゴーが毎食楽しめ、食べ放題です。

 



主食はインド同様カレーなので、ほとんどすべての料理に香辛料が用いられていますが、
辛いものから甘いもの、野菜や肉、スープ状やペーストまでバリエーションが非常に多く、
飽きさせません。
毎食カレーを食べていても飽きずに食べ続けられます。

また、スリランカは言うまでもなく紅茶の世界一の名産地であるため、ホテルでもレストランでも毎食紅茶が出るのですが、
いつどこで何杯飲んでも素晴らしくおいしい紅茶が味わえます。
あまりにも紅茶がおいしいため、コーヒーを飲む気にはなかなかならなくなります。
現地のMlesna等の代表的な茶葉メーカーのショップに行くと、ありとあらゆる種類の茶葉が手に入ります。
おかげで日本に帰ってからも、毎日スリランカの茶葉の紅茶を飲む習慣ができてしまいました。

 



以上のようにスリランカの見どころを列挙してみると、文化・遺跡・料理・自然・街並み等、
旅の楽しみの全てが小さな島に凝縮されている、一大リゾート地であることが改めてわかります。
ただ、スリランカには、よく世界中の観光地で見られる、旅行者のためだけに作られたわざとらしいエンターテイメントや、
お土産屋、客引き等はあまりありません。多少はありますが。
あるのは、ただただ圧倒的な自然と、長い時間の中で形成された土着の文化や遺跡、現地の新鮮な食材と、それらを体験するためのリゾートホテルばかりです。

書いていたら、またスリランカに訪れたくなってしまいました。
何度訪れても、どれだけ長期間滞在しても楽しめる場所だと思います。
どなたにも非常におすすめです。

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