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井の頭公園が素晴らしすぎる

最近渋谷区から吉祥寺に引っ越しました。

久しぶりに井の頭公園を訪れてみると、あまりの素晴らしさに驚きました。

20年ぶりに落ち着いて体験した井の頭公園は、ここは高原か?ヨーロッパの公園か?と錯覚を覚えるほどでした。

 

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ダイアナ・メモリアル・ファウンテン

ロンドンで最も好きな場所の一つは、ケンジントン・ガーデンとハイドパークです。

公園として美しいことが最大の魅力ですが、サーペンタインギャラリーという現代美術ギャラリーも併設しており、公園で現代アートも楽しめるところが非常に楽しい公園です。

 

そのケンジントン・ガーデンに2004年に完成したのが、ダイアナ・メモリアルですが、これがメモリアルとしては極めて斬新なものなのです。

 

このダイアナ・メモリアルのすごいところは、ただの噴水一つのデザインにすぎないのですが、何かランドスケープデザインの"粋(すい)"のようなものを感じさせるところです。

 

 

 

 

 

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アメリカとメモリアル

またしてもワシントンに戻り、ナショナル・モールのメモリアル(記念碑)群についてです。やはりアメリカは見所の多い場所でした・・・。
ワシントンのホワイトハウスを中心としたエリアはナショナル・モールと呼ばれ、国家の歴史と権力を表現した建築物と名作ランドスケープデザインの宝庫です。
時代ごとに当時の最高のデザイン事務所が担当し、世界最高のメモリアルが作り上げられてきました。
建築史博物館と呼んでも良いかもしれません。
建築史、デザイン史に残る名作ばかりのため、私にとってはあまりにも興味深いエリアですが、その中でも今回は"メモリアル"に注目しました。
 
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東京ミッドタウン

今回は東京ミッドタウンです。
こちらも六本木ヒルズとならび、世界の一流建築家・ランドスケープアーキテクト・芸術家・デザイナーのオンパレードです。
その中でも、日本国内のパブリックスペースで世界レベルのランドスケープデザインが体験できる場所というのはほとんど無いので、ランドスケープの部分について特に取り上げたいと思います。


ランドスケープデザインはアメリカのAECOM(旧EDAW)です。
AECOMはおそらく世界最大のランドスケープデザインファームの1つで、モダンランドスケープデザインの祖、ガレット・エクボが創設した事務所です。
なみに建築はSOM(Skidmore,Owings and Merrill)というスカイスクレーパーを得意とするアメリカの組織事務所のデザインなので、アメリカ式の最良の環境がここ六本木に形成された、といっても過言ではありません。(ご存知のように、21_21 DESIGN SIGHTは安藤忠雄氏、サントリー美術館は隈研吾氏が手がけていますが。)
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果樹園に暮らす。

果樹園に住んでいます。
と言ってよいほど私の住む家の周囲は植木畑ばかりです。
東京都なのに。中央線なのに。
特に果樹が多いわけではないのですが、妻はなぜか昔から果樹園と呼びます。
ずいぶんローカルな話ではありますが、私は都下国分寺市に住み、駅は国立駅を利用しています。

この地元の果樹園を近頃見直しつつあります。


世間はマンションブームです。
十数年前から都心居住が見直され、不況で誰もが仕事が忙しい社会状況の中、郊外は過疎化・高齢化が進んでいます。
もはや夢は郊外の一戸建てではなく、都心のタワーマンションとなりました。
なのになぜわざわざ郊外に暮らすのでしょうか?
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松島の石積み護岸

なぜか石が好きです。
小石を拾って集めるのも好きですが、ランドスケープに関わるようになってから、石積みや敷石、彫刻などにも非常に興味を持つようになりました。

さて、今回は日本三景の一つ、松島を訪れました。
ここで、"美しい景観"とはどういったものなのか、またそれは人間が生み出すことのできるものなのか、考えさせられました。

都市計画や造園・土木などに関わっていると、"景観"という言葉を良く使います。
しかし、たとえば「東京の景観を良くしよう」と言った場合に、「景観」と言われてピンと来る方は、かなり少ないのではないかと思います。

松島で"良い景観"の具体的な事例に出会いました。
よその国ではマネのできない、日本人の造園・土木技術の粋です。

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環境のクオリティ

建築を志してからこれまで十数年の間、西はヨーロッパから東はアメリカ大陸まで、世界の様々な場所を訪れ、多くの名作と呼ぶべき建築や都市・ランドスケープにめぐり会ってきました。また、無名ながらも光る作品や、長い年月の中で無作為に出来上がったような素朴で美しい 街並みや古い建物なども数多くありました。

思い起こせば、場所も文化も異なりそれぞれその感動の種類はいつも違ったのですが、名作と呼べるような作品や深い感動を呼び起こす場所には、ある共通の「クオリティ」のようなものがあったように思うのです。


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すぐそこにある「楽園」

久々のエントリです。近頃考えていることなど。

わたしは建築・造園設計を職業としているので、良い環境をデザインしようと日々四苦八苦しています。
究極の目標としては建築と造園の知恵を集めて人が「楽園」と感じられるような環境をいつかつくれたならば本望であると考えています。

しかし一方、身のまわりの何気ない風景のなかでも至るところで「楽園」は現れたり消えたりしています。奇跡的に美しい環境が。
「楽園」は何も非日常の南の島にばかりあるわけではありません。
都市であるか田舎であるか、南であるか北であるかなど関係なく、「楽園」はそこら中で発見できます。

素敵な場所は世界中にたくさんありますが、日本も実に美しい国です。


写真は、ふと通りがかった街並みにたたずむイチョウの木の、太陽の光を透かした神々しい黄金の輝きと、金色のカーペット。

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三千院

"京都大原三千院の紅葉"

今年ももうすぐ紅葉の季節です。
造園家のはしくれとしましては、春と同じくらいに見所の多い楽しみな季節です。

日本には紅葉の名所はたくさんありますが、JRの広告や雑誌などで秋になると毎年のように登場するのでずっと気になっていた京都大原の"三千院"の紅葉。
昨年ようやく訪れる機会がありました。

モミジの紅葉だけが美しい場所、建物が素晴らしい場所、美しい自然環境、それぞれ単独では美しい場所は他にもたくさんあります。
しかし三千院では、「建築」と「庭園」と周囲の「自然」が一体となって、他のどこにもない強烈な"美しさ"をつくり上げています。



 
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